過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは?

便秘や下痢を数カ月以上の期間にわたって繰り返している人で、腹痛や腹部不快感があり、レントゲン検査や内視鏡検査をしても、潰瘍やガンなどがないのに、 腹痛や下痢、便秘、ガス過多による下腹部の張りなどの症状が起こります。
ストレス環境のもとで起こりやすくなります。
特に、朝の通勤通学の電車やバスのなか、人前で何 かする直前などのような時に、急にお腹が痛くなって、急いでトイレに行きたくなるような症状が出るのが特徴的です。

過敏性腸症候群の症状

  • 腹痛を伴う下痢(便は泥状、粘液が出ることも)
  • 便秘、あるいは便秘と下痢を交互に繰り返す
  • 時折、うさぎの糞のような便が出る
  • 排便後は腹痛が収まることが多い
  • 排便後、残便感はあるが、便は出ない
  • ガスがたまりやすい
  • 午前中の腹痛が多く、午後からは回復する
  • 体重の変化はなく、食欲も普通にある
  • すぐトイレに行けない状況で症状が出る
  • 睡眠時や休日には症状が出ない
  • 症状が1カ月以上持続している

適切な治療をすれば症状の軽減をはかれるので、一人で抱え込まずに専門の医師に相談することをおすすめします。